チャオ通信

  • 猫の糖尿病②

    猫のはなし 2020年09月24日

     

     

    今回は、猫の糖尿病の診断と治療についてです。

     

     

    【 糖尿病の診断 】

     

    糖尿病の診断は、尿検査や血液検査で行われます。

     

    尿糖や血糖値などを中心に測定します。

     

    また、他の病気が隠れていないかも同時に調べます。

     

    検査は治療の過程でも定期的に必要となります。

     

     

     

    【 糖尿病の治療 】

     

    糖尿病の治療は、インスリンの注射が中心となります。

     

    毎日2回のインスリン注射で、血糖値をコントロールします。

     

    適切な食事管理もあわせて行います。

     

    治療によって血糖値がうまくコントロールできた場合、

     

    インスリン注射が必要なくなるケースもあります。

     

    (糖尿病と診断された猫の2~3割程度🐱)

     

     

     

     

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  • 猫の糖尿病 ①

    猫のはなし 2020年09月03日

     

     

    糖尿病は、猫の内分泌疾患(ホルモンの病気)のなかでも、

     

    甲状腺の病気と並んで比較的発生率の高い疾患です。

     

    院長の家の初代ネコも糖尿病でした。

     

    猫 糖尿病

    (17歳まで長生きしました😼)

     

     

    今回は、「糖尿病がどのような病気なのか?」

     

    症状や原因などについて解説してみたいと思います。

     

     

     

    【 糖尿病とは? 】

     

     

    糖尿病はおもに中高齢の猫に多くみられ、

     

    肥満の猫や、過去に膵炎を起こしたことのある猫が、

     

    かかりやすいと言われています。

     

    体内で血糖値を下げるインスリンの働きが弱くなるか、

     

    インスリンが膵臓から出なくなるために高血糖になり、

     

    おしっこ中に糖が漏れ出す病気です。

     

     

    糖尿病になると…

     

     

    ◆ おしっこの量が増え、水をよく飲む

     

    ◆よく食べるのに痩せる

     

    ◆ 毛ヅヤが悪くなる

     

    ◆ 足腰がふらつく

     

     

    などの症状がみられます。

     

    さらに、治療が遅れ症状が進行すると…

     

     

    ◆ 元気や食欲の低下

     

    ◆ 嘔吐や下痢を繰り返す

     

     

    といった「ケトアシドーシス」の状態に陥ります。

     

    これは命に関わる非常に危険な状態です。

     

     

     

    前述したように、猫の糖尿病には、

     

    肥満していなくても発症するタイプが多くみられます。

     

    実際に、院長の猫も普通体型の猫でした。

     

    病気を早期に見つけ、治療につなげてあげられるかが重要です。

     

    糖尿病に似た症状を出す病気は他にもありますので、

     

    異常を感じられた場合は早めの受診を😸

     

     

     

     

    次回は、病気の診断と治療についてです。

     

     

     

     

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