当院の衛生対策について
チャオの仲間 2020年12月11日
新型コロナ感染症対策として下記の通りの対策を行っております。
□ 予約優先制による混雑緩和(予約は当日でも可能です)
□ 自動受付によるお呼び出し機能で、院外での待機が可能
□ 待合に消毒液を設置
以上、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
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チャオの仲間 2020年12月11日
新型コロナ感染症対策として下記の通りの対策を行っております。
□ 予約優先制による混雑緩和(予約は当日でも可能です)
□ 自動受付によるお呼び出し機能で、院外での待機が可能
□ 待合に消毒液を設置
以上、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
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猫のはなし 2020年11月30日
猫ちゃんとご来院いただく際には、
必ずキャリーケースに入れてお連れください。
極端に怖がりの子は、洗濯用のネットに入れてお連れいただくと、
猫ちゃんも比較的落ち着いて診察させてくれることが多いです。
自動受付にてお呼び出し設定をしていただきますと、
車でお待ちいただくことも可能です。
脱走やケガ防止のためにも皆様のご協力をお願い申し上げます。
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犬のはなし 2020年10月12日
ワンちゃんとご来院いただく際には必ず、
リードに繋ぐか、キャリーケースに入れてお連れください。
他の動物が苦手なワンちゃんもおられ、逃走などのリスクもあります。
皆様のご協力をお願い申し上げます。
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猫のはなし 2020年09月24日
今回は、猫の糖尿病の診断と治療についてです。
【 糖尿病の診断 】
糖尿病の診断は、尿検査や血液検査で行われます。
尿糖や血糖値などを中心に測定します。
また、他の病気が隠れていないかも同時に調べます。
検査は治療の過程でも定期的に必要となります。
【 糖尿病の治療 】
糖尿病の治療は、インスリンの注射が中心となります。
毎日2回のインスリン注射で、血糖値をコントロールします。
適切な食事管理もあわせて行います。
治療によって血糖値がうまくコントロールできた場合、
インスリン注射が必要なくなるケースもあります。
(糖尿病と診断された猫の2~3割程度🐱)
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猫のはなし 2020年09月03日
糖尿病は、猫の内分泌疾患(ホルモンの病気)のなかでも、
甲状腺の病気と並んで比較的発生率の高い疾患です。
院長の家の初代ネコも糖尿病でした。
(17歳まで長生きしました😼)
今回は、「糖尿病がどのような病気なのか?」
症状や原因などについて解説してみたいと思います。
【 糖尿病とは? 】
糖尿病はおもに中高齢の猫に多くみられ、
肥満の猫や、過去に膵炎を起こしたことのある猫が、
かかりやすいと言われています。
体内で血糖値を下げるインスリンの働きが弱くなるか、
インスリンが膵臓から出なくなるために高血糖になり、
おしっこ中に糖が漏れ出す病気です。
糖尿病になると…
◆ おしっこの量が増え、水をよく飲む
◆よく食べるのに痩せる
◆ 毛ヅヤが悪くなる
◆ 足腰がふらつく
などの症状がみられます。
さらに、治療が遅れ症状が進行すると…
◆ 元気や食欲の低下
◆ 嘔吐や下痢を繰り返す
といった「ケトアシドーシス」の状態に陥ります。
これは命に関わる非常に危険な状態です。
前述したように、猫の糖尿病には、
肥満していなくても発症するタイプが多くみられます。
実際に、院長の猫も普通体型の猫でした。
病気を早期に見つけ、治療につなげてあげられるかが重要です。
糖尿病に似た症状を出す病気は他にもありますので、
異常を感じられた場合は早めの受診を😸
次回は、病気の診断と治療についてです。
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チャオの仲間 2020年08月06日
春から秋にかけてマダニの活動が盛んになります。
近年、問題になっているのが、マダニが媒介する、
「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」という病気です。
「SFTSウイルス」を保有するマダニに咬まれたり、
「マダニに咬まれた動物」を介して感染する、
人も動物も感染する「ウイルス感染症」です。
発熱や下痢など、ありとあらゆる全身症状が出ますが、
治療法がないため、対症療法しかありません。
そのため、致死率も「10~30%」と非常に高く危険な感染症です。
(NIIDホームページ)
新型コロナウイルス感染症と同様、高齢者のリスクが高いですが、
致死率に関しては新型コロナの比ではありません。
もともと西日本の山間部に多い病気でしたが、
人と野生動物の生活圏が近づいたことで、
徐々に広がってきていると考えられています。
(NIIDホームページ)
私たち、犬猫の飼い主が気をつけなければいけないのは、
散歩に行く犬や、外出する猫からの感染です。
マダニは、草の茂みなど 普段の私たちの生活圏に生息しているため、
人はもちろん犬猫が咬まれることもよくあります。
仮に、SFTSウイルスを保有するマダニに犬猫が咬まれて感染すると、
人がその動物の体液に触れただけでも感染することが知られています。
これまでに、SFTS陽性の犬や猫に接触した人の感染例があり、
また、SFTSを発症した犬や猫の診察を行なった獣医師や看護師が、
SFTSに感染、発症した事例もこれまで報告されています。
人は服を着て出かけられますが、
ワンちゃん猫ちゃんは無防備です。
散歩をするワンちゃん、外にでるネコちゃんには、
ノミダニの予防を定期的にしてあげてください。
動物の健康だけでなく、飼い主さんや周りの人の健康を守ることにつながります。
また、人もマダニに接触する可能性のある場所での活動時は、
長袖長ズボンの着用や防虫スプレーの利用など対策を心がけましょう。
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SFTSについての詳しい情報は下記をご参照ください。
・人の症状については👇
・犬猫の症状については👇
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犬のはなし 2020年07月23日
気温湿度の上昇に伴い、体調不良で来られるワンちゃんが増えています。
犬は元来、暑さに弱い動物です。
外出時の車中等での留守番、炎天下での散歩などは、
極力控え、熱中症には十分ご注意ください。
ワンちゃんの熱中症に関する過去の投稿もご参考にしてください。
👇
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犬のはなし 猫のはなし 2020年03月31日
連日、多くの飼い主様から、新型コロナウイルス感染症の、
ペットの健康に関するご質問をいただいております。
WSAVA(世界小動物獣医師会)、国際獣疫事務局(OIE)、
CDC(米国疾病予防管理センター)などが、
現時点で発表しているガイドラインを中心に、
とくに私たち飼い主が気になる点を記載しました。
情報は常にアップデートされるため展開に注視する必要があります。
現時点では、私たち飼い主が新型コロナウイルスに感染しないことが、
ペットを守るためにも大事であり、冷静な対応をお願いします。
Q. 新型コロナウイルスは伴侶動物(犬や猫)に感染するのか?
👉
香港当局は、新型コロナウイルスに感染した人の飼育する犬から、
このウイルスの弱い陽性反応が見られたと報告しましたが、
犬の陽性反応はその後、陰性となったようです。
この犬はその間、何も症状を出していませんでした。
またベルギー当局は、3月27日に、猫での感染が確認されたと発表しています。
報道によると、この猫は下痢や嘔吐、呼吸困難などの、
症状を示した後、回復したとされています。
ペットの感染に関する情報は限定的ですが、
いずれの報告も、新型コロナウイルスが、犬および猫に感染する可能性を示しています。
ただし香港及びベルギー当局は、新型コロナウイルス感染症は、
ヒトからヒトにうつる病気であり、 ヒトから犬や猫への感染は、
一般的ではないことを強調しています。
また、犬や猫が人の新型コロナウイルス感染源になるというエビデンスはありません。
Q. 飼い主自身が新型コロナウイルスに感染した場合、
ペット(犬や猫)とどのように接すれば良いか?
👉
可能であれば、病気の間は、家族の別の人が世話をすることが望ましい。
病気の間に、ペットの世話をする必要や、近くにいる必要がある場合も、
なでる、くっつく、キスする、同じ食べ物を食べるなど 、
ペットとの直接の接触は可能な限り避けるべきでしょう。
また触る前後に手洗いをする、マスクをつけるなど、衛生管理には十分配慮する。
Q. もし自分のペットが詳細不明の病気になり、
自分の周辺に新型コロナウイルスに感染した人がいる場合はどうすればよいか?
👉
自分の周辺に新型コロナウイルスに罹患している人がいる場合は、
その人の対応を行った保健所などの施設に相談すること。
かかりつけの動物病院に連れていくようアドバイスを受けた場合、
動物病院に事前に連絡をして、新型コロナウイルスに感染した人に、
接触した病気の動物を連れていくことを必ず伝えてください。
動物病院が適切な対応を準備することができます。
なお、動物病院に連れて行かないよう要請されている場合はそれに従うこと。
Q. 新型コロナウイルスの流行地域にいる動物には何をすればよい?
👉
ペットが、新型コロナウイルスによって症状を示す事例が少なかったとしても、
さらなる情報が出てくるまでは、飼い主は知らない動物との接触を控え、
動物に触る場合でも、その前後には手洗いを行うこと。
Q. 新型コロナウイルスの感染予防のために、
犬コロナウイルスに対するワクチンを接種したほうがよいか?
👉
現在、販売されている犬コロナウイルスのワクチンは、
消化器症状を起こすコロナウイルスに対する防御を意図したものであって、
呼吸器症状を防御するために製造されたものではありません。
新型コロナウイルスに対する、予防効果を示すというエビデンスは全く存在しません。
消化器症状を起こすものと、呼吸器症状を起こすものでは、
ウイルスの型が明確に異なるためです。
現在、呼吸器症状を起こすコロナウイルスに対する、
犬や猫に利用可能なワクチンは存在しません。
(WSAVA Vaccination Guidelines Groupより)
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猫のはなし 2020年03月30日
新型コロナウイルス感染症について、
日本獣医師会よりアナウンスメントがありました。
猫ちゃんにつきましても今後の情勢を見て行く必要があると思われます。
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犬のはなし 2020年03月23日
ソファから飛び降りたあとから前足を痛がって着けない、
というワンちゃんが主治医の先生のご紹介で来られました。
橈骨と尺骨2本の骨が完全に折れてしまっていました。
今回は骨折による骨のズレが少なかったので、
外固定(ギプス)による治療を行いました。
(1ヵ月後のレントゲン)
骨折箇所で骨が盛り上がっているように見えるのは、
「仮骨(かこつ)」という組織で、折れた部分の橋渡しをする役目があります。
この仮骨が治癒過程の重要な働きを担うと考えられています。
今回は、比較的若いワンちゃんでしたので、
1ヵ月後には完治し元気に走ってくれるようになりました 🐶
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動物用のギプスで、個々の足の形状にあわせて成形して使います。
小型犬のワンちゃんはちょっとした衝撃でも、
骨(特に前足)が非常に華奢なため、注意が必要です。
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