お預かり時のおねがい
犬のはなし 2019年09月29日
当院ではペットホテルや一時預かりの際、
すべてのワンちゃんにノミ、マダニ予防をお願いしております。
毎月予防されているワンちゃんは不要です。
相互感染によるトラブル回避のためにも、
ご理解くださいますようお願いいたします。
今月に入り外来では、ノミマダニによる皮膚病が増えています。
外には出るけど予防はしていないというワンちゃんはご注意ください。
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犬のはなし 2019年09月29日
当院ではペットホテルや一時預かりの際、
すべてのワンちゃんにノミ、マダニ予防をお願いしております。
毎月予防されているワンちゃんは不要です。
相互感染によるトラブル回避のためにも、
ご理解くださいますようお願いいたします。
今月に入り外来では、ノミマダニによる皮膚病が増えています。
外には出るけど予防はしていないというワンちゃんはご注意ください。
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犬のはなし 2019年09月18日
肛門のまわり(会陰部)の筋肉が異常に薄くなり、
筋肉の隙間から、お腹の中の臓器や脂肪が飛び出る病気です。
腸が飛び出た場合には、しぶり(排便困難)などの症状、
膀胱や尿道の場合、尿が出せない(排尿困難)などの症状が見られます。

(レントゲン写真)
レントゲン写真の、黄色矢印が飛びでた膀胱で、
赤丸が本来の膀胱の位置ですので、これでは尿が出せません。
治療は多くの場合、外科手術が必要となります。
簡単に言うと、飛びでた臓器を元の位置に戻し、
筋肉の隙間を埋めるような手術となります。

(手術前/肛門の右側が膨れている)
写真のワンちゃんは他の病院で以前にも手術を受けたとのことでした。
この病気は再発しやすいと言われています。

(手術中/矢印が飛び出た膀胱)

(手術後1ヶ月/尿も正常に出ていて元気)
会陰ヘルニアは去勢していない中高齢の雄犬で多く、
男性ホルモンが影響していると考えられています。
そのため、手術と同時に去勢を行うことが一般的です。
また、若いうちに去勢することで予防につながります。
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犬のはなし 2019年08月25日
いつも当院をご利用いただきありがとうございます。
ワンちゃんとご来院いただく飼い主さまへお願い申し上げます。
◆ 緊急時を除き、ワンちゃんは必ずキャリーに入れるか、
首輪や胴輪につけたリードを短く持ってお連れください。

興奮しやすかったり、怖がりなワンちゃんは、
順番待ちの間、お車でお待ちいただくか、
院内にて順番までお預かりすることも可能です。
車で待機される方は、自動受付の際に電話番号をお入れください。

手順に従ってご入力いただくと電話お呼び出しが可能となります。

順番がきましたらお電話にてお知らせいたします。
また、よく吠えるワンちゃんの病院屋外での待機は、
近隣住民の方のご迷惑となりますのでおやめください。
事故防止や他の方のご迷惑とならないようご協力をお願いいたします。

◆ ワンちゃんをお連れいただく際(とくに初診時)には、
ワンちゃんの状態をよく把握されているご家族様がお越しください。
稀に、「代理のもの」と名乗る方がお連れになられたり、
小さなお子様とワンちゃんだけで来られるケースがありますが、
トラブルの原因となることがあるため、
診療をお断りさせていただく場合がございます。
ワンちゃん、猫ちゃんたちは話すことができません。
飼い主さんがしっかり病状を伝えてあげてください。
ご理解のほど何卒よろしくお願いいたします。

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犬のはなし 2019年07月11日
10歳のワンちゃんが自宅のベッドから飛び降りて、
前足をつかなくなったとのことで、主治医の先生のご紹介で来院されました。

レントゲン検査で、橈尺骨(肘と手首の間の骨)の骨折と診断しました。
小型犬(特にトイ種)は橈尺骨が非常に華奢なため、
少しの衝撃でも折れてしまうリスクがあります。
今回は骨折のズレが大きいため手術となりました。

(動物用インプラント)

2週間は安静にしてその後は少しずつ運動を再開します 🐶
手術後1年以上たちますが元気に歩いてくれています。
小型犬はソファやベッドなどの昇り降りも油断できません。
小さなお子様のいるご家庭では抱っこからの落下にも注意が必要です。
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犬のはなし 2019年06月20日
本年7月1日(月)より下記の通り、病院駐車場が変更となります。

従来の駐車場のひとつ隣のエリアになります。
内環から病院へ向かうと「看板」が出てきます。

駐車位置番号は、入ってすぐの「2」、「3」、「5」となります。

お間違えのないようお願いいたします。
ご迷惑をおかけいたしますが宜しくお願い申し上げます。
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犬のはなし 2019年06月08日
今回は熱中症の予防についてのおはなしです。
【 室内で気をつけることは? 】
室内の風通しをよくすることが重要ですが、
留守にする場合にはエアコンをつけておくのが確実です。
これからの時期は室温だけでなく「湿度」の管理も重要です!
エアコンの「快適設定」などの自動運転を利用すると、
温度や湿度調節を簡単にできてとても便利で良いと思います。
前回お話したように短頭種(フレンチブルやパグなど)では、
とくに温度湿度が上がりすぎないように注意する必要があります。
また、水はいつでも自由に飲めるよう十分な量を置いてあげてください。
【 屋外で気をつけることは? 】
気温が高く、日差しの強い時間帯の散歩や運動は控えましょう。
アスファルトなど路面が熱いと肉球をやけどするリスクもあります。
お散歩は朝方か夕方以降の日が沈んだあとが無難です。
外出先でも水分補給ができるよう準備してあげてください。
車中での留守番は大変危険ですのでやめましょう。
【 ペット用グッズを活用する! 】
うちの犬も使っていますが、ペット用の接触冷感タイプの敷きマットや、
外出時に使えるクールネックバンダナなどは便利かもしれません。
この時期になると関連グッズがペットショップにも多く並んでいますよね ♫

( 夏は色々遊びにも行きたいよね🏖 )
これから梅雨の暑くてジメジメする嫌な季節に入ります。
熱中症に気をつけて今年も暑さを乗り切りましょう!
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犬のはなし 2019年06月04日
前回に続いて熱中症についてのおはなしです。
【 もし熱中症になってしまったら? 】
まずは応急処置として、ワンちゃんの体を冷やしましょう。
風呂場のシャワーで冷水を全身にかけてあげるのが効果的です。
シャワーがなければ、水で濡らしたタオルを体に覆ったり、
保冷剤を包んだタオルを腋や股の間に当てて冷やします。
ここまでが自宅などでもできる応急処置ですが、
処置のあとは早めに動物病院を受診しましょう。
事前に連絡を入れておくと病院側も救急処置の準備ができ、
ワンちゃん到着後の対応がスムーズにいくと思います。
移動中も、上記の濡れタオルや保冷剤をあてがっておくと効果的です。

(暑いとボーッとしますね…🐐)
病院到着後は、上記のような冷却処置と並行して、
症状に合わせた治療(静脈点滴やショックに対する治療等)が行われます。
同時に全身状態を調べるために必要に合わせた検査が行われます。
症状が重度の場合、入院治療が必要になることも少なくありません。
次回は、熱中症の予防方法についてご紹介いたします。
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犬のはなし 2019年05月31日
前回に続いてワンちゃんの「熱中症」のおはなしです。
【 熱中症になりやすいワンちゃんは? 】
フレンチブルドッグやパグなどの短頭種(鼻ペチャの犬種)や、
肥満のワンちゃんたちは特に注意が必要といわれています。
気道が狭いため、体温が上がった際に呼吸状態が悪化するリスクが、
他のワンちゃんと比べて高いためと考えられています。

(水の中は気持ちよさそうですね🐸)
【 犬の熱中症の症状って? 】
人の熱中症と同様、さまざまな症状が見られます。
体温の急激な上昇に伴い、呼吸が荒くなり(パンティング)、
大量のよだれが出て、ひどくなると呼吸困難やチアノーゼに陥ります。
同時に、足元はふらつき、立っていられないような状態になります。
また、嘔吐や下痢、不整脈が見られることもあります。
重症になると、けいれん発作や意識障害などが起こり、
やがて多臓器不全へと移行して死に至るケースがあります。
これらの症状は急速に進行する可能性があるため、
万一、熱中症になった場合には迅速な治療が必要となります。
次回は、熱中症の治療についてご紹介いたします。
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犬のはなし 2019年05月27日
先週からの季節外れの暑さのせいか、
体調を崩して来られるワンちゃんが増えています。
とくに暑さに弱いワンちゃんにとって、
熱中症は時に危険な状況となることがあります。
【 犬は熱中症になりやすい? 】
ワンちゃんは元来、暑さに弱い動物と言われています。
全身が体毛に被われていて熱の放散がしづらいのと、
人と違って汗をかいて体温調節することできません。
犬が運動時などに口を開けてハァハァと息をするのは、
パンティングと呼ばれる呼吸で、これにより熱を放散しています。

(水浴びは気持ちいいよね⛱)
【 熱中症になりやすい環境は? 】
■ 空調の効いていない閉め切った空間や、車内での留守番
■ 高温多湿、炎天下での散歩や運動
■ 水分を自由に摂取できない環境
今の時期、朝や夜はまだ涼しいため、つい油断して、
日中エアコンをつけずに外出してしまうと、
室内は温度が上がっていきますので注意が必要です。
レジャーに連れて行く場合などの、車中での留守番もかなり危険です。
車内は短時間でも急激に温度があがってしまいます。
道中もこまめに水を飲ませてあげてください。
日中のお散歩が非常に危険なのは言うまでもなく、
夕方などでもまだ路面温度が高い場合には控えてあげてください。
次回は、熱中症の症状についてお話したいと思います。
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犬のはなし 2019年05月18日
義眼床手術はワンちゃんの緑内障治療のひとつです。

写真のワンちゃんは、両目とも白内障がかなり進行した状態で、
左目は白内障が原因でおこる眼内の強い炎症により、
緑内障を起こしていてすでに視覚はありませんでした。
眼圧も非常に高く、痛みにより元気がない状態が続いていました。
目薬や飲み薬による治療での眼圧の上昇を抑えることが難しく、
さらには視力の回復が見込まれない場合、
義眼床手術が治療の選択肢として検討されます。

手術後の写真です。

高眼圧による痛みや目薬のストレスから解放され、
見た目の変化も少ないのがこの手術の利点です。
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