通常、犬の精巣は生後1ヶ月頃までに陰嚢(いんのう)に降りてきます。
片側もしくは両側の精巣が正常に陰嚢まで降りず、おなかの中や、
内股(そけい部)にとどまってしまった状態のことをいいます。
停留精巣(ていりゅうせいそう)、陰睾(いんこう)とも呼びます。
潜在精巣では腫瘍の発生率が高いため、去勢手術をおすすめしています。
(腹腔内の潜在精巣)
写真は大型犬のワンちゃんで、片側が正常、反対側が潜在精巣でした。
(写真(右)が潜在精巣)
潜在精巣は遺伝するため繁殖に用いないことが重要です。
***************************************************