ワンちゃんとご来院いただく皆様へ
犬のはなし 2020年10月12日
ワンちゃんとご来院いただく際には必ず、
リードに繋ぐか、キャリーケースに入れてお連れください。
他の動物が苦手なワンちゃんもおられ、逃走などのリスクもあります。
皆様のご協力をお願い申し上げます。
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犬のはなし 2020年10月12日
ワンちゃんとご来院いただく際には必ず、
リードに繋ぐか、キャリーケースに入れてお連れください。
他の動物が苦手なワンちゃんもおられ、逃走などのリスクもあります。
皆様のご協力をお願い申し上げます。
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犬のはなし 2020年07月23日
気温湿度の上昇に伴い、体調不良で来られるワンちゃんが増えています。
犬は元来、暑さに弱い動物です。
外出時の車中等での留守番、炎天下での散歩などは、
極力控え、熱中症には十分ご注意ください。
ワンちゃんの熱中症に関する過去の投稿もご参考にしてください。
👇
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犬のはなし 猫のはなし 2020年03月31日
連日、多くの飼い主様から、新型コロナウイルス感染症の、
ペットの健康に関するご質問をいただいております。
WSAVA(世界小動物獣医師会)、国際獣疫事務局(OIE)、
CDC(米国疾病予防管理センター)などが、
現時点で発表しているガイドラインを中心に、
とくに私たち飼い主が気になる点を記載しました。
情報は常にアップデートされるため展開に注視する必要があります。
現時点では、私たち飼い主が新型コロナウイルスに感染しないことが、
ペットを守るためにも大事であり、冷静な対応をお願いします。
Q. 新型コロナウイルスは伴侶動物(犬や猫)に感染するのか?
👉
香港当局は、新型コロナウイルスに感染した人の飼育する犬から、
このウイルスの弱い陽性反応が見られたと報告しましたが、
犬の陽性反応はその後、陰性となったようです。
この犬はその間、何も症状を出していませんでした。
またベルギー当局は、3月27日に、猫での感染が確認されたと発表しています。
報道によると、この猫は下痢や嘔吐、呼吸困難などの、
症状を示した後、回復したとされています。
ペットの感染に関する情報は限定的ですが、
いずれの報告も、新型コロナウイルスが、犬および猫に感染する可能性を示しています。
ただし香港及びベルギー当局は、新型コロナウイルス感染症は、
ヒトからヒトにうつる病気であり、 ヒトから犬や猫への感染は、
一般的ではないことを強調しています。
また、犬や猫が人の新型コロナウイルス感染源になるというエビデンスはありません。
Q. 飼い主自身が新型コロナウイルスに感染した場合、
ペット(犬や猫)とどのように接すれば良いか?
👉
可能であれば、病気の間は、家族の別の人が世話をすることが望ましい。
病気の間に、ペットの世話をする必要や、近くにいる必要がある場合も、
なでる、くっつく、キスする、同じ食べ物を食べるなど 、
ペットとの直接の接触は可能な限り避けるべきでしょう。
また触る前後に手洗いをする、マスクをつけるなど、衛生管理には十分配慮する。
Q. もし自分のペットが詳細不明の病気になり、
自分の周辺に新型コロナウイルスに感染した人がいる場合はどうすればよいか?
👉
自分の周辺に新型コロナウイルスに罹患している人がいる場合は、
その人の対応を行った保健所などの施設に相談すること。
かかりつけの動物病院に連れていくようアドバイスを受けた場合、
動物病院に事前に連絡をして、新型コロナウイルスに感染した人に、
接触した病気の動物を連れていくことを必ず伝えてください。
動物病院が適切な対応を準備することができます。
なお、動物病院に連れて行かないよう要請されている場合はそれに従うこと。
Q. 新型コロナウイルスの流行地域にいる動物には何をすればよい?
👉
ペットが、新型コロナウイルスによって症状を示す事例が少なかったとしても、
さらなる情報が出てくるまでは、飼い主は知らない動物との接触を控え、
動物に触る場合でも、その前後には手洗いを行うこと。
Q. 新型コロナウイルスの感染予防のために、
犬コロナウイルスに対するワクチンを接種したほうがよいか?
👉
現在、販売されている犬コロナウイルスのワクチンは、
消化器症状を起こすコロナウイルスに対する防御を意図したものであって、
呼吸器症状を防御するために製造されたものではありません。
新型コロナウイルスに対する、予防効果を示すというエビデンスは全く存在しません。
消化器症状を起こすものと、呼吸器症状を起こすものでは、
ウイルスの型が明確に異なるためです。
現在、呼吸器症状を起こすコロナウイルスに対する、
犬や猫に利用可能なワクチンは存在しません。
(WSAVA Vaccination Guidelines Groupより)
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犬のはなし 2020年03月23日
ソファから飛び降りたあとから前足を痛がって着けない、
というワンちゃんが主治医の先生のご紹介で来られました。
橈骨と尺骨2本の骨が完全に折れてしまっていました。
今回は骨折による骨のズレが少なかったので、
外固定(ギプス)による治療を行いました。
(1ヵ月後のレントゲン)
骨折箇所で骨が盛り上がっているように見えるのは、
「仮骨(かこつ)」という組織で、折れた部分の橋渡しをする役目があります。
この仮骨が治癒過程の重要な働きを担うと考えられています。
今回は、比較的若いワンちゃんでしたので、
1ヵ月後には完治し元気に走ってくれるようになりました 🐶
↑
動物用のギプスで、個々の足の形状にあわせて成形して使います。
小型犬のワンちゃんはちょっとした衝撃でも、
骨(特に前足)が非常に華奢なため、注意が必要です。
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犬のはなし 2020年03月11日
日本獣医師会から、新型コロナウイルス感染症に関する、
アナウンスメントの続報がありましたのでお知らせ致します。
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犬のはなし 2020年03月02日
日本獣医師会から以下の通りアナウンスメントありましたので、
お知らせいたします。(日本獣医師会ホームページからも閲覧可能)
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犬のはなし 2019年11月13日
小型犬のワンちゃんが、階段から落ちた後から、
うしろ足を着けなくなったとのことで来院されました。
(レントゲン検査)
脛骨と腓骨(膝と踵の間のスネの骨)が、
スネの中央よりやや下の部分で、
完全に折れてしまっていることがわかりました。
このままでは歩けませんので手術となりました。
髄内ピンと創外固定という装置を使用して手術を行いました。
手術後は順調に治ってくれました。
インプラントは骨折部分が癒合したのち全て外しました。
小型犬の骨は非常に細く、些細なことでも容易に折れてしまいます。
抱っこや階段ソファからの飛び降りなどには十分ご注意ください。
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犬のはなし 2019年10月07日
年々ノミ、マダニ、とくにノミの寄生による、
ワンちゃんの皮膚症状(炎症、かゆみ)が増えています。
今年は7月頃から特に多く、昨年の同時期比で2倍以上のワンちゃんが、
「ノミ寄生」もしくは「ノミが原因と思われる皮膚症状」で受診されています。
散歩に行くワンちゃんは必ず予防をしてあげてください。
マンション住まいで全く屋外に出ない犬からもノミが見つかっています。
屋外で人についたノミが、犬に移っているのだと思いますが、
室内は屋外よりも暖かくノミにとっては格好の住処となります。
ノミ、マダニは人にも感染しますので十分ご注意ください。
当院では、お預かりもしくは避妊去勢などの日帰り手術の場合にも、
事前もしくは当日のノミ、マダニ予防をお願いしております。
相互感染によるトラブルを避けるためにもご協力お願いいたします。
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犬のはなし 2019年09月29日
当院ではペットホテルや一時預かりの際、
すべてのワンちゃんにノミ、マダニ予防をお願いしております。
毎月予防されているワンちゃんは不要です。
相互感染によるトラブル回避のためにも、
ご理解くださいますようお願いいたします。
今月に入り外来では、ノミマダニによる皮膚病が増えています。
外には出るけど予防はしていないというワンちゃんはご注意ください。
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犬のはなし 2019年09月18日
肛門のまわり(会陰部)の筋肉が異常に薄くなり、
筋肉の隙間から、お腹の中の臓器や脂肪が飛び出る病気です。
腸が飛び出た場合には、しぶり(排便困難)などの症状、
膀胱や尿道の場合、尿が出せない(排尿困難)などの症状が見られます。
(レントゲン写真)
レントゲン写真の、黄色矢印が飛びでた膀胱で、
赤丸が本来の膀胱の位置ですので、これでは尿が出せません。
治療は多くの場合、外科手術が必要となります。
簡単に言うと、飛びでた臓器を元の位置に戻し、
筋肉の隙間を埋めるような手術となります。
(手術前/肛門の右側が膨れている)
写真のワンちゃんは他の病院で以前にも手術を受けたとのことでした。
この病気は再発しやすいと言われています。
(手術中/矢印が飛び出た膀胱)
(手術後1ヶ月/尿も正常に出ていて元気)
会陰ヘルニアは去勢していない中高齢の雄犬で多く、
男性ホルモンが影響していると考えられています。
そのため、手術と同時に去勢を行うことが一般的です。
また、若いうちに去勢することで予防につながります。
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