横隔膜(おうかくまく)ヘルニア
猫のはなし 2018年02月22日
おなかと胸を分けている「横隔膜」という薄い壁に、穴があいている病気です。
本来おなかの中にあるべき臓器(肝臓や腸、胃など)がこの穴を通って、
胸の中に入り込んでしまい、肺を圧迫して呼吸困難などの症状をおこします。
生まれつき穴があいている「先天性」の場合と、
交通事故などで穴があいてしまう「後天性」の場合があります。
「先天性」の場合、ほとんど症状がないこともあります。
レントゲンや超音波検査などで診断します。
(胸の中に腸や肝臓の一部が入り込んでいます)
(心臓は臓器に押され片側の肺が膨らめていません)
一般的に、臓器をおなかの中に戻して穴をふさぐ手術が必要になります。
写真のネコちゃんも手術後は元気に生活しています。
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