腹壁(ふくへき)ヘルニア
猫のはなし 2018年05月01日
おなかの壁(腹筋)に穴があいて、臓器が皮膚の下に出ている病気です。
交通事故などのおなかへの強い衝撃で、腹筋の一部が破れてしまい、
本来おなかの中にあるべき臓器(腸や膀胱など)が皮膚の下で飛び出してしまいます。
外傷性(がいしょうせい)腹壁ヘルニアと言います。
今回は外から戻ってきたら、おなかが膨れている、というネコちゃんです。
(点線が穴からでてきたた腸の一部)
レントゲンや超音波検査で診断します。
治療には、飛び出した臓器をおなかの中に戻し、
あいてしまった腹筋の穴を縫い閉じる手術が必要です。
写真のネコちゃんも手術後は元気に退院しました。
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