肛門周囲腺腫
犬のはなし 2019年04月23日
肛門周囲腺腫(こうもんしゅういせんしゅ)は、
ワンちゃんの肛門の周りやその周辺の皮膚にできる腫瘍です。
雄のワンちゃんの中では比較的多い腫瘍です。
今回は、2-3ヶ月前からお尻にできものができて、
そこから出血して気にしているというワンちゃんです。

黄色枠が腫瘍。表面がじゅくついて化膿していました。
高齢のため手術できないと言われて当院へ来られました。

この腫瘍は去勢をしていない中高齢のワンちゃんに多く見られます。
ご家族と相談のうえ手術をすることになりました。
手術後の再発のリスクを減らす目的で、
腫瘍の切除手術と同時に、去勢手術も行うことが一般的です。
下腹部にも腫瘍(黄色丸印)ができていましたが、これは別の良性腫瘍でした。

傷も順調に治り元気に帰ってくれました。
この腫瘍自体は良性の腫瘍ですが、
腫瘍が大きくなると排便障害を起こしたり、
手術後に後遺症が残ってしまったりと侮れません。
小さなしこりでも気づいた時は早めの受診が大切です。
また、若いうちに去勢手術をしておくことで、
将来の発生リスクを下げられる腫瘍でもあります。
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