GWは熱中症に注意
犬のはなし 2019年04月30日
ワンちゃんの熱中症はひと昔前に比べると劇的に減りました。
ご家族のみなさんのご注意の賜物と思いますが、
それでも毎年数頭の熱中症のワンちゃんに遭遇します。
とくに気をつけたいのが行楽シーズンの“いま頃”です。
ワンちゃんと一緒に旅行やレジャーという方も多いと思いますが、
車での移動ではとくに注意してあげる必要があります。
というのも、真夏はみなさん十分気をつけられるので、
トラブルもほとんどおこらないのですが、
いまの時期は「短時間なら大丈夫だろう」という油断があり、
ワンちゃんを車内で留守番させたまま休憩等に行かれるケースが多く、
わずか数分の間に車内の温度、湿度が上がり熱中症になってしまうようです。
今の時期でも、よく晴れた日中は車内は相当暑くなります。
院長が過去に勤めていた病院のすぐ隣には大規模な観光施設があり、
連休や土日には遠方からもたくさんの方が来られていましたが、
「昼食から戻ったらワンちゃんがぐったりして動かない!」と、
救急で運ばれてくるケースが非常に多かったです。
どうしてもワンちゃんを車内で留守番させる際には、
エアコンをつけたままにするなどしてあげてください。
人もワンちゃんもこまめな水分補給と休憩で、
安心安全な行楽シーズンをお過ごしください。
ワンちゃんの熱中症の症状や、対策、予防などは順次ご紹介します。
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