脾臓(ひぞう)腫瘍
犬のはなし 2018年01月31日
脾臓は胃のうしろにあって、古い赤血球をこわしたり、抗体を作ったり、
新しい血液を貯めるはたらきをする臓器です。
今回は元気がなくお腹が腫れている、という大型犬のワンちゃんです。
夜間に救急 で来られました。
レントゲンや超音波検査で脾臓に大きな腫瘤が見つかりました。
(点線が脾臓の腫瘤)
脾臓は多くの血液を貯めているので、腫瘍が仮に良性でも、
破裂した場合、おなかの中で致命的な出血を起こす危険性があります。
(矢印が脾臓にできたソフトボールほどの大きさの腫瘍)
写真のワンちゃんは腹腔内出血と貧血があり、輸血後に手術となりました。
腫瘍は幸い良性で手術後は元気に退院しました。
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