熱中症 その2
犬のはなし 2019年05月31日
前回に続いてワンちゃんの「熱中症」のおはなしです。
【 熱中症になりやすいワンちゃんは? 】
フレンチブルドッグやパグなどの短頭種(鼻ペチャの犬種)や、
肥満のワンちゃんたちは特に注意が必要といわれています。
気道が狭いため、体温が上がった際に呼吸状態が悪化するリスクが、
他のワンちゃんと比べて高いためと考えられています。
(水の中は気持ちよさそうですね🐸)
【 犬の熱中症の症状って? 】
人の熱中症と同様、さまざまな症状が見られます。
体温の急激な上昇に伴い、呼吸が荒くなり(パンティング)、
大量のよだれが出て、ひどくなると呼吸困難やチアノーゼに陥ります。
同時に、足元はふらつき、立っていられないような状態になります。
また、嘔吐や下痢、不整脈が見られることもあります。
重症になると、けいれん発作や意識障害などが起こり、
やがて多臓器不全へと移行して死に至るケースがあります。
これらの症状は急速に進行する可能性があるため、
万一、熱中症になった場合には迅速な治療が必要となります。
次回は、熱中症の治療についてご紹介いたします。
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